初心者向けレジンの作り方解説!UV-LEDレジンに必要な材料・コツなど

2023/05/01

透明感のあるアクセサリー素材であり、自分で手作りもできるレジン。

中に閉じ込める素材を変えたり着色したりすると無限のバリエーションがあり、

自宅でも気軽に「手作りアクセサリー」が作れると、今人気を集めています。

今回は「UV-LEDレジンを詳しく知らない」「UV-LEDレジンが気になっているけれど、何から始めたらいいかわからない」という初心者向けに、

レジンアートとは何か、レジンの作り方をご紹介します。

UV-LEDレジンに必要な材料、初心者が失敗しがちなポイントなどをチェックしてみましょう。

こんなことがわかります

  • UV-LEDレジンの道具、材料について
  • UV-LEDレジンの基本的な制作手順
  • 初心者さん向けのおすすめのアクセサリー作例

こんな方におすすめです

  • 手作りアクセサリー作りの初心者さん
  • UVレジンの道具、材料を知りたい方
  • 手作りアクセサリーを始めたいけれど何からすればよいか悩んでいる方

夢中になる人続出!UV-LEDレジンとは?

インスタグラムを始めとするSNSでもよく見かけるレジン。

UV-LEDレジンとは透明な液体素材であり、まるで宝石のような輝きが魅力のレジンを使ったアクセサリー作りに夢中になる方は今増えています。

レジンは刺激を加えると固まる特徴を持っていますが、レジンはなぜ固まるのかその仕組みを解説します。

Lupinus「【レジン】ブルー天然石の作り方

紫外線やUV-LEDライトをあてると硬化する透明な液体素材のこと

レジンを端的にいうと、「樹脂」です。

樹脂は意外と身近なもので、例えば琥珀や漆、ゴムなども樹脂の種類に含まれます。

ネイルをする方にとっておなじみのジェルネイルも樹脂を硬化させるネイルアートです。

ハンドメイドやネイルアートに使われる樹脂は、「紫外線やUV-LEDライトをあてると硬化(固まる)する透明の液体素材」です。

透明感があり、中にさまざまな素材を閉じ込めたりレジン液に着色したりすることで多彩なアレンジが可能。

おもにUV-LEDレジンはイヤリングやピアス、リングやブローチといったアクセサリーに活用されます。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

主なUV-LEDレジン2種類の特徴

ハンドメイドをする方なら、UV-LEDレジンはなじみのある素材ですよね。

このレジン液は主に2種類を使い分けて活用されます。
レジンアートに使われる2種類のレジン液と、その特徴を見ていきましょう。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

透明度が高いエポキシレジン

まずはエポキシレジンです。

エポキシレジンは「主剤」と「硬化剤」の2つを混ぜ合わせることで固まり、2液を使うので「2液レジン」ともよばれます。

エポキシレジンは固まると質感や手触りがよく、適度な重みと厚みがあります。

透明度が高いため着色もしやすく、高級感のある仕上がりが魅力のひとつ。

キレイな仕上がりにこだわるため、エポキシレジンを活用する方も多いです。

ただしエポキシレジンにはネックもあり、それが硬化時間です。

硬化時間は後述するUV-LEDレジンよりも長い「20~25℃の温度下で24~36時間」ほどで、完全に固めるには1日以上かかります。

硬化時間が短いUV-LEDレジン

UV-LEDレジンはエポキシレジンと異なり、1種類の液体だけで作れます。

UV-LEDレジンという名前の通りUV-LEDライトを当てて硬化するもので、5分ほどで硬化できます。

エポキシレジンよりも手軽さが魅力で、レジンアートを楽しむ方からも人気です。

UV-LEDレジンはこの特性上、紫外線が届かないと固まりません。

そのため、作るものはなるべく薄いものか、厚みがある場合はライトの当て方を工夫する必要があります。

ただUV-LEDレジンは液を混ぜなくても1つの液体だけと気軽に使える上、作成時間もエポキシレジンより大幅に短縮でき、初心者向けのレジンです。

レジンをやってみたいという方は、まずはUV-LEDレジンから始めるとよいでしょう。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

レジンを始めるための材料、道具とは?

レジンを使ったアクセサリー作り、レジンアートを楽しむために必要な道具をご紹介します。

ここでご紹介するのは最低限の道具なので、作りたいアクセサリーや方法によって少しずつ道具を揃えていきましょう。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

UV-LEDレジン液

まずはレジン液です。

先ほど説明した通りエポキシレジンかUV-LEDレジンのどちらかを選び用意しますが、初心者向けはUV-LEDレジンです。

UV-LEDライト

UV-LEDレジンを用意した場合、硬化するためにUVライトが必要です。

UV‐LEDライトは「LED対応」しているレジンで使うことができます。

シリコンモールド

シリコンモールドとは、レジン液を入れて固めるための型です。

シリコン製容器は柔らかいので固めたあとの型抜きがしやすく、透明のモールドであればUV-LEDレジンを硬化させる際の光が入りやすいメリットがあります。

楕円形やスクエアなどの図形から動物、星やハートといったさまざまな種類があるので、作りたい作品のイメージに合わせてシリコンモールドを選びましょう。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

アクセサリーパーツなど

ピアスやネックレスの場合は金属パーツを、ヘアゴムであればゴムなど作りたいアクセサリーに合わせたパーツが必要です。

またレジンは閉じ込める素材選びも楽しみの一つで、着色するなら着色剤、見た目にアクセントを加えたい場合はホログラムやラメなども使えます。

レジンの透明感を活かして、押し花やドライフラワーを入れることも多いです。

これらのパーツはこだわるとよりオリジナリティが出ます。

あると便利なスティックやパレット

レジン液作りにあると便利なのが

  • 液を混ぜるときに使う「調色スティック」
  • 着色やラメなどが混ざったレジン液を作るための「調色パレット」
専用のものを使うのが一番ですが、つまようじやピンセットなど家庭にある道具でも代用できます。これらの道具や素材は100均や手芸用品店、ネット通販で購入できます。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

初心者でもできるUV-LEDレジン基本の作り方

UV-LEDレジン初心者でもできる、基本の作り方をまとめました。

ご紹介した道具と素材を準備して、レジン作品作りに挑戦してみましょう。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

パーツを置きレイアウトを決める

まずは型やミール皿、先ほどの説明でいうシリコンモールドを用意します。

安定したテーブルの上に置き、パーツをどのように配置するかレイアウトを考えましょう。

このあとモールドからはパーツを取り出しますが、実際に手を動かし配置することで完成のイメージが浮かびやすいです。

初めてのレジンだとレジン液を入れてから慌てることもあるので、最初の段階で完成の全体図を決めておくと安心です。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

レジン液をモールドに少量だけ流し入れる

レイアウトが決まったら一度モールドからパーツを取り出し、レジン液を流し入れます。

入れすぎるとパーツの配置がしにくくなるため、少しだけ入れましょう。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

パーツを乗せる

ピンセットなどを使って、決めたレイアウトにそってパーツをモールドに配置します。

UV-LEDライトで硬化させる

パーツをすべて置いたら、UV-LEDレジンであればUV-LEDライトを当てて硬化します。

ここでパーツが固定されるので、ななめにしたり持ち上げても動くことはありません。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

再びレジン液を流し入れる

しっかりパーツが固定されたら、再びレジン液を流し入れます。

最初に流し入れたレジン液→パーツ→再び流し入れたレジン液の順に行うことで、パーツがレジン液に挟まれ閉じ込めることができます。

レジン液は一気に流し入れるとモールドからあふれてしまうので、少しずつ慎重に、気泡が出ないように入れましょう。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

ライトで固めたら完成

レジン液をモールドに流し入れたら、再度UV-LEDライトで硬化させます。

UV-LEDレジンの場合はこの硬化で完成。

もう少し厚みが欲しい場合はレジン液を入れてUV-LEDライトを当てる工程を繰り返すことで、ぷっくりとした厚みが出ます。

キムラプレミアム「UVレジンアクセサリー入門コース

初心者はUV-LEDレジンで何ができる?作例をチェック

ここからはレジンアートの作例をご紹介します。

レジンは使うパーツや閉じ込める素材によってさまざまな表情を楽しめるので、レジンアートの参考にしてくださいね。

天然石風のレジンイヤリング

レジンの透明感を活かした天然石風アートのイヤリング・ピアス。

ニュアンス感のあるマーブルグラデーションと、金箔を散りばめたキラキラの見た目が高級感を演出します。

全体的にシンプルな見た目なので、年齢を選ばず使えるおしゃれなアクセサリーです。

Lupinus「【レジンアクセサリー】ネイル風天然石の簡単な描き方

パステルなお花バレッタ

こちらはプラ板をつかったお花のバレッタ。

パステルカラーの着色は透明感があるので、重たくならず軽やかで優しい雰囲気が特徴です。

自分で使うおしゃれなアクセサリーにはもちろん、子ども用も作って親子でお揃いにしたり子どもの工作としてレジン作りを楽しめます。

高見え効果抜群のグラデーションレジンピアス

こちらはシリコンモールドを使った淡いグリーンからブルーのグラデーションアート。

レジン特有のツヤ感とぷっくりした厚みが活かされていて、耳元の存在感をアップさせてくれます。
グラデーションカラーを変えたり中に閉じ込める素材にこだわったりと、バリエーションも楽しめます。

レジンはダサい?垢抜けたレジンアクセを作る方法

レジンは自分である程度デザインするものなので、「おしゃれに作れない」「なんだか垢抜けない」とうまくいかない悩みも多いです。

そこで、レジンアクセをよりおしゃれにするためのコツをご紹介します。

SNSで情報収集

インスタグラムやpinterestなど、SNSではたくさんのレジン作品が見つかります。

デザインアイデアの参考としてチェックしてみるのもおすすめです。

お手本を見つけて作ってみる

闇雲にUV-LEDレジンを初めても、初心者だとうまくいかないもの。

オリジナル作品が作りやすいレジンですが、まずは材料や作り方を公開しているお手本を見つけて1度作ってみましょう。

何かを完成させると達成感が出て、次への意欲につながりやすいです。

Lupinus「【レジン】天然石ニュアンスの作り方

学んでUV-LEDレジンの知識を身につける

最後はUV-LEDレジンを学ぶことです。

UV-LEDレジンは動画サイトやネット上で作り方をチェックできますが、おすすめはオンライン講座。

レジン作品を販売するレベルまで極めたい方や、より本格的にレジン作品作りを趣味にしたい方におすすめです。

基礎知識を身につけると失敗が少なくなり、その後のレジン作りも楽しいものに。

特にUV-LEDレジンのデザインは多彩なので、自分のアイデアを形にしてみてくださいね。

奥深いUV-LEDレジンの世界!初心者でも楽しもう

さまざまなアレンジができデザインも無限に広がるレジン。

奥深いレジンの世界に夢中になる方は今増えています。
道具さえ揃っていれば気軽に始められるので、みなさんもぜひ楽しんでくださいね。

Ann de koko「生花で作る立体的なお花のイヤリング‪ 」

このカテゴリのその他の記事一覧