【作品例あり】自分だけのオリジナル布を作れる手織りとは?

2023/08/29

手織り機で丁寧に織りあげる手織りには、機械織りにはない温かさがあります。

近年は手織り機も手に入りやすくなり、趣味として楽しむ方が多くなりました。

「長く続けられるような趣味を探している」という方に、手織りはぴったりです。

本記事では、手織りの魅力や織り方の種類、作品を紹介します。

「手織りって何だろう?」
「手織りをやってみたいな」

という方はぜひ最後までご覧ください。

こんなことがわかります

  • 手織りの魅力
  • 織り方の種類
  • 手織りで作れる作品について

こんな方におすすめ

  • 手織りをやってみたい方
  • 手織りの種類や作れる作品を知りたい方
  • 一度挫折している・・・でもリベンジしたい!という方

手織りとは?

手織りは、電動の機械を用いず手と足を使って糸を交互に通し合わせて織物を作る手芸の方法です。

「手織り機(ておりばた)」を用いて、糸を縦糸(緯糸)と横糸(緯糸)に分け、織り上げます。

糸の素材や組み合わせ、編み方によって模様や柄を作り出すことができ、基本的に長方形の形をした作品作りに使用します。

手作業ならではの温かみや風合いが特徴です。出来上がりを想像しながら時間をかけて丁寧に作ることで、機械織りには無い独特の価値が生まれます。

ツクルトコ「普段使いの布を織る、初めての手織りレッスン

手織りの魅力

手織りは、作品を手作業で織り上げる美しい技術です。

  • 自分独自のデザインを生み出せる
  • 初心者から上級者まで楽しめる
  • エコ(SDGs)な手芸活動

    など、魅力は多岐に渡ります。
ツクルトコ「普段使いの布を織る、初めての手織りレッスン

自分独自のデザインを生み出せる

手織りは、織りの模様や色、素材を自由に組み合わせることができるため、創造力を存分に発揮できる技法です。

糸の配置や柄の変化を通じて、自分好みの独自のデザインを生み出すことができます。

初心者から上級者まで楽しめる

手織りは、織り方により難易度が異なる手芸であるため、初心者から上級者まで、様々なレベルの人が楽しめます。

自分の手で美しい織物を作り出す喜びを体験してみましょう。さらに、新しい技術やパターンに挑戦することで自己成長も感じることができます。

ツクルトコ「普段使いの布を織る、初めての手織りレッスン

エコ(SDGs)な手芸活動

手織りは環境に優しい技法です。

自分で糸を染めたり再利用したりすることで、廃棄物を減らすことができます。

また、手織りには地域の伝統や文化を尊重する要素も含まれており、持続可能なライフスタイルをサポートしてくれる活動です。

手織りの種類

手織りの代表的な編み方には、
  • 縦糸と横糸が交互に規則的に交差する平織り(ひらおり)
  • デニムやツイード生地によく使われる綾織り(あやおり)
  • サテン生地などネクタイによく使われる朱子織り(しゅすおり)
があり、三原組織と呼ばれています。

この三原組織を起点に、縦糸をもじりながら作るレース織りや、インテリアにおしゃれなメガネ織りなどさまざまな模様に応用され、手織りの色々な表情を楽しむことができます。

本章では、手織りでよく用いられる
  • 平織り
  • レース織り
を紹介します。

平織り

平織りは、手織りの中でも最も基本的な織り方です。

縦糸(緯糸)と横糸(緯糸)を交互に交差させる織り方で、作業は単調で簡単です。

また、平織りは頑丈で摩擦にも強く、隙間の多い生地になるため通気性も良いという特徴があります。そのため作品に取り入れられることが多く、薄手のシャツ(ブロードやオーガンジー)や、キャンパス、ちりめんなどに用いられます。

レース織り

レース織りは、手織り機とアフガン針を使って作品を作ります。

レース織りはもじり織りとも呼ばれ、平織りともじり織りを組み合わせて作る作品が基本です。

もじり織りの他にも、「網もじり」や「籠もじり」など高度な技法があります。

これらを組み合わせることで模様を作り出し、自分の理想にかなうオリジナル作品を作ることができます。

レース織りはショールやバッグ、マルチカバーなど用途は多岐にわたり、日常のあらゆる場面で活躍してくれますよ。

日用品としても、芸術品としても多くの人に愛されている織り方です。

手織り機(ておりばた)の入手方法

手織りに欠かせない手織り機。

趣味で使用する大きさやスペックの手織り機は、手芸用品店の実店舗やオンラインショップ、手芸教室などで手に入れることができます。

手織り機は、種類・大きさがさまざまありますが、家庭用の導入期として選ばれることが多いのは、クローズドリードタイプです。

このタイプはマフラーやタペストリーを編むのに適しています。

よく使用される卓上タイプの手織り機は、横幅40cm×縦幅50cm程度の大きさなので室内でそこまで場所を取らないのも嬉しいポイントです。

木製の手織り機は雰囲気もあり、制作途中に壁に立てかけておいても絵になりますよ。

本格的な手織り機は、手織り機専門店で探してみましょう。

手織りで制作できる作品は?

手織りで制作できる作品はたくさんあります。

  • マフラー
  • ショール
  • クロス
  • ポットマット
  • コースター
  • ポーチ
  • バッグ
  • クッションカバー
  • バスマット
  • タペストリー など
本章では、比較的初心者さんでも始めやすい下記作品を紹介します。
  • 平織りのクロス
  • ラーヌ織りのポットマット
  • グレンチェックのマフラー
ツクルトコ「普段使いの布を織る、初めての手織りレッスン

平織りのクロス

手織りの基本、「平織り」で制作するクロスです。

タータンチェックが上品で可愛いですね。また、フリンジをつけるとクロスに表情が出てインテリアのアクセントになりますよ。

縦糸の張り方や糸の替え方、横糸の通し方や糸の替え方がわかれば制作できます。

ツクルトコ「普段使いの布を織る、初めての手織りレッスン

ラーヌ織りのポットマット

ラーヌ織りは縦糸が見えないように横糸をつめて織ります。

しっかりしており厚みがあるため、ポットマットやバスマット、タペストリーなどに用いられることが多い織り方です。

北欧風の色合いや柄がおしゃれで、料理も楽しくなりそうですね。

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グレンチェックのマフラー

グレンチェックは、秋冬のファッションによく取り入れられる柄です。

千鳥格子を基本に、細かい格子を組み合わせて織っていきます。

ウール糸で織られたグレンチェックは、ふわふわしていて暖かくマフラーに最適ですよ。
ウール糸の張り方やグレンチェックの設計方法を学ぶことで制作できるようになります。

ツクルトコ「普段使いの布を織る、初めての手織りレッスン

手織りを学んでみよう!

クロスやポットマット、マフラーなどの作品をはじめ、手織りの基本を丸ごと学べる初心者さんにおすすめの講座はこちらです。

▼普段使いの布を織る、初めての手織りレッスン▼
https://fantist.com/courses/1053

手織りが初めての方にもわかりやすく丁寧に解説されています。

講座には字幕がついており、わかりにくいところは手元をアップして映してくれています。

動画なので、何度も見たりスロー再生するなどして手編みの技術を自分のものにしてくださいね。

わからないところはメールで質問して、解決してから次に進みましょう。「丁寧なフィードバックがよかった!」と評判の講座です。

ゆったり丁寧に流れる手織りの時間を楽しもう

機械織りでは出せない温かい手織りの質感。

作品を織る人も使う人も、「特別感」を感じられるのが手織りの魅力の1つです。

手織りで紡がれるさまざまな織り模様は、技術が高まるにつれて自分の好きなようにカスタマイズできるようになります。

糸が布になり、布が作品になっていく様子を楽しみながら、手織りの世界を満喫してくださいね。

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